第20回「貴志川線祭り」が大盛況!
~電車は満員、笑顔も満開! 地域と子どもたちがつなぐ貴志川線の未来~

和歌山電鐵
社長 小嶋光信

貴志川線を愛する皆さんの熱い思いが、ついに20回目のお祭りを迎えました!

2006年、両備グループの和歌山電鐵として貴志川線の再建に乗り出してから20年。地元の「貴志川線の“未来”をつくる会」の皆さんと力を合わせ、伊太祁曽神社を中心に開催してきた「貴志川線祭り」が、今年、記念すべき第20回を迎えました。

11月3日、私も和歌山駅から午前10時30分発の電車に乗って会場へ向かいました。乗ったときは、皆さんがほどよく座れる程度。「今日はゆったり行けるかな」と思っていたところ、交通センター前駅からお子さんや赤ちゃんを連れたご家族がドッと乗車! その後も駅に止まるたびに、次から次へと家族連れが乗ってこられ、吉礼駅では、何と東京の山手線もびっくりの満員電車!うれしい悲鳴を上げながら伊太祈曽駅に到着しました。これぞ貴志川線の元気な姿です!

猫駅長も三猫勢揃い!「うれしいニャー!」

会場の伊太祁曽神社では、紀の川市の岸本市長をはじめ、和歌山市、和歌山県の代表の皆さんにもご参加いただき、「貴志川線の未来をつくる会」の木村代表とご一緒に、にぎやかに開会式を行いました。

そして、もちろん主役の猫駅長たちも、見習いを含めた三猫社員が勢揃い!

「よんたま駅長」もテレビのインタビューで、「すごくたくさんの人が来てくれて、うれしいニャー!」と大喜び! 猫駅長も人間の社員も、みんな笑顔いっぱいの開会式となりました。

式典に先立って、地元のしょうぶこども園の年長組29人の皆さんが、かわいらしくも勇壮な鼓笛隊の演奏を披露してくれました。小さな体で一生懸命に演奏する姿に、会場は温かい拍手に包まれました。

小学生が貴志川線の未来を応援! 頼もしい後継者たち

今回、特にうれしかったのは、沿線の安原小学校6年2組の皆さんの参加です。
担任の先生が和歌山電鐵を総合学習のテーマに選んでくださり、クラスのほぼ全員が参加。手づくりのかわいらしい横断幕を掲げ、代表の3人が元気いっぱいに掛け合いの応援メッセージを披露してくれました。「貴志川線を未来につなごう!」という思いが、確実に子どもたちの心に受け継がれている!そう実感して胸が熱くなりました。

さらに安原小学校の皆さんは、伊太祈曽駅の車庫脇のテントで、ご家族から持ち寄った品物の販売バザーにも挑戦!「いらっしゃいませー!」と大きな声でお客様を呼び込み、元気いっぱいの商売ぶりです。その熱心な姿を見ていると、これはもう立派な未来の社会人に向けた販売インターンシップ! 将来の名営業マン、名経営者がここから誕生するかもしれません。貴志川線の未来は実に頼もしい限りです。

「じゃんけん」ならぬ「ニャンけん」! 楽しさいっぱいのお祭り

伊太祁曽神社の境内では、普通のじゃんけん大会ではありません。猫駅長のいる貴志川線ですから、もちろん「ニャンけん大会」!で、猫駅長との夢のツーショットを楽しむ皆さんの笑顔があふれていました。会場にはおいしいご馳走の屋台がずらりと並び、シャボン玉パフォーマンスに、消防車やごみ収集車など「はたらくくるま」も大集合! 子どもたちの目はキラキラ輝いていました。

伊太祈曽駅では、フェイスペインティングで皆さんがかわいい猫顔に大変身! 人間も猫になって、まさに「ニャンとも楽しい」お祭りです。スーパーボールすくい、くじ引き、地元農産物の販売など、どこも元気いっぱい。さらに、電車の運転台での記念撮影や車庫内での演奏など、鉄道ならではのお楽しみも盛りだくさんでした。

今回はJR西日本和歌山駅や和歌山バスの皆さんにもブースを出展していただき、鉄道とバスが手を携えて地域を盛り上げる、公共交通の連携の素晴らしさも実感できました。

20年間の苦労も吹き飛んだ! 地域が育てた貴志川線

20年前、廃線の危機にあった貴志川線の再建を始めたとき、決して平坦な道のりではありませんでした。さまざまな苦労もありました。しかし、今回のお祭りで、電車にあふれる家族連れ、元気いっぱいの子どもたち、笑顔で支えてくださる地域の皆さん、そして行政と公共交通事業者が一体となってにぎわう姿を目の当たりにして、20年間の苦労が一瞬にして吹き飛んでしまいました!これこそ、私たちが目指してきた「公共交通で地域を元気にする」取り組みの成果です。

そして、もう一つ、何よりうれしいお話がありました。長年、貴志川線を支えてくださっている「貴志川線の未来をつくる会」の皆さんも、20年の歳月とともに、少しずつお年を召されました。ところが、皆さんから、「50歳代の後継者をちゃんと育てているから、『つくる会』も大丈夫だよ!」と、何とも頼もしい言葉をいただいたのです。これには本当に感激しました。鉄道を残すだけでなく、鉄道を愛し、支える人たちの思いまで次の世代につないでくださっているのです。

次の20年へ! 貴志川線の未来は明るいニャー!

伊太祈曽駅の会場を14時前に出て、貴志駅に寄って「たま神社」と「二タマ神社」にお参りして20回のお祭りのご報告をしましたが、貴志駅も猫駅長が伊太祈曽駅に出張中にも拘らず、大賑わいでした。

貴志川線の本当の宝物は、「猫駅長」や電車そのものだけではありません。電車を愛する地域の皆さん、子どもたちの笑顔、そして未来へつなごうとする温かい心こそが、何よりの宝物です。20年前に始まった再建の物語は、今や子どもたちが主役となる新しい物語へと育っています。第20回の貴志川線祭りは、そんな未来への希望をいっぱい感じさせてくれる、素晴らしいお祭りでした。

ご尽力いただいた「貴志川線の“未来”をつくる会」の皆さん、沿線の皆さん、関係自治体、交通事業者の皆さん、そして何より、ご来場いただいた大勢の皆さんに心から感謝申し上げます。

次の20年も、地域とともに、子どもたちとともに、猫駅長たちとともに!貴志川線は、これからも元気いっぱい走り続けます。

皆さん、本当にありがとう! これからもよろしくニャー!

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