和歌山電鐵
社長 小嶋光信
いよいよ、「にゃんダーランド in 和歌山」構想の“見える化”が始まります。
その第一歩として、「にゃんダーランド」のシンボルとなるエンブレムと、いわば“入国ゲート”となる和歌山駅のデザインが、水戸岡鋭治さんの手によって、楽しく、可愛らしく、そして夢いっぱいの姿で登場します。
エンブレムの中心にいるのは、もちろん「にゃんダーランド建国」のシンボル、たま駅長です。たま駅長を中心に、思わず笑顔になる可愛らしさの中にも、どこか凛とした格調を感じさせる、まさに「にゃんダーランド」にふさわしいエンブレムが誕生しました。
そして、「にゃんダーランド国」へ皆さんをお迎えする玄関口、和歌山駅にも、これからワクワクするような仕掛けがいっぱい登場します。ホームで皆さんを最初にお迎えするのは、「たま電車ミュージアム号」をはじめとする、個性豊かで楽しい電車たちです。
駅に着いた瞬間から「何か楽しいことが始まりそうだ!」と思っていただけるような世界をつくりたい。そして、電車に乗り、駅を巡り、沿線を訪ねるたびに、新しい発見と笑顔に出会える――そんな「にゃんダーランド国」を、これから10年がかりで、皆さんと一緒につくり上げていきたいと思っています。
完成を急ぐのではなく、一つひとつ楽しみながら育てていく。10年後には、「和歌山には、なんとも楽しい国がある!」と世界中の皆さんに言っていただけるような「にゃんダーランド」を目指します。
そして、うれしいニュースが台湾からも届きました。台湾の「人人出版」から『猫の科学』が発刊され、なんと、その表紙を飾っているのが、たま駅長です。この本をきっかけに、台湾の皆さんが改めてたま駅長を知り、その生涯や活躍ぶりに心を動かされているという反響も寄せられているそうです。
たま駅長が旅立って11年。今なお海を越えて新しい人々と出会い、たくさんの方々に笑顔や感動を届けてくれていることを、本当にうれしく思います。
一方、このたび熊本県を中心に大きな地震被害が発生しました。和歌山電鐵にとって熊本県は、決して遠い場所ではありません。
たま神社のしめ縄を心を込めて作ってくださっている有限会社井上産業さんは大きな被害を受けられた八代市にあり、長年、たま神社を支えてくださっている皆さんが被災されたことに、胸が痛む思いです。被災された熊本県の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く穏やかな日常を取り戻されますことを、和歌山電鐵一同、心から願っております。
私たちにも何かできることはないかと考え、和歌山電鐵では3駅に義援金箱を設置することにいたしました。小さな力ではありますが、皆さまから寄せられる温かいお気持ちとともに、被災地へお届けしたいと思います。そして、たま大明神鎮座11年のこの日、たま大明神に、被災地の一日も早い復旧と、これ以上地震や災害による被害が広がることのないよう、心を込めてお祈りさせていただきました。
人と人、人と地域、そして海を越えて人と人をつないでくれる、たま駅長。これから始まる「にゃんダーランド in 和歌山」も、ただ楽しいだけの国ではなく、たま駅長が私たちに残してくれた「みんなを笑顔にし、人と人とのご縁を結ぶ心」を大切に、末永く愛される国に育てていきたいと思います。












