和歌山電鐵 社長
小嶋光信
コロナ禍で全国の地方公共交通は危機的な状態となり、よく「後がない」という言葉で表しますが、現状は「後ばかり」ということで、出口が見えない状況です。
もちろん、和歌山電鐵もインバウンドのお客様が1〜2割もあり、国の内外からの観光客を収入全体の3〜4割まで頑張って増やしていましたが、それがゴソっと見込めなくなり、まさに「キシカイセイのプロジェクト」で頑張っているところです。
昨年8月に「ニタマ電車」として改装車両計画を発表しましたが、コロナ禍でプロジェクトが一時ストップしていました。ここでウイズコロナ、アフターコロナを見据えて、1月に「たま駅長2ニタマ」が執行役員ウルトラ駅長に昇格したこともあり、水戸岡デザインをさらにバージョンアップして私と水戸岡さんで改装車両名を「たま電車ミュージアム号」に決定し、ニャンニャンニャンの2月22日に発表しました。
「たま電車ミュージアム号」は「おもちゃ電車」を全面的にリニューアルして、1両目を初代「たま駅長」を中心に、2両目は「ニタマ駅長」をテーマとしたミュージアムのような電車になる予定です。
今回は水戸岡さんに、素晴らしい二次元のデザインだけでなく動きやカラクリなど更に三次元、四次元の楽しさとサプライズがあるミュージアム電車をお願いしています。きっと今までにない、豪華なだけでなくアッと驚く楽しさのある世界でも初めての電車にしたいと思っています。
この晴れの日に、ニタマ駅長も久しぶりの出番に緊張しながらも可愛さを振りまき、「クラウドニャンディングよろしくニャン!」と必死に頑張っていました。
暖かな春が来たかと思わせる好天に恵まれて、発表に来ていただいた「貴志川線の未来をつくる会」の皆さんや日頃のお客様もマスクにソーシャルディスタンスで、拍手で応援していただき、心から感謝です。
奮って応援よろしくお願いします!