和歌山電鐵
社長 小嶋光信
一昨年6月に名誉永久駅長となった「たま駅長」の50日祭をその年の8月10日に執り行って、氏神様の大国主命様から「たま大明神」として認められ、たま神社に鎮座して、はや2周年を迎えました。
今年の4月29日には、世界のGoogleが「たま駅長」のお誕生日に、ドゥードゥルという検索する窓の特別ロゴに「たま駅長」のデザインを世界12カ国に誕生祝いとして配信してくれました。
その影響もあってか、角川つばさ文庫から発刊した拙著の『ねこの駅長たま ― びんぼう電車をすくったねこ』は出版1年程で11版を重ね発行部数44,000部と児童図書ではロングセラーの域となって来ました。
おまけに、この8月17日には、上海ブックフェアにおいて中国語の翻訳で初めて出版されることになり、在・上海日本国総領事館で日中友好45周年記念事業として出版記念講演会を開催する栄誉を担うことにもなりました。
毛丹青先生との対談も予定されており、いよいよ「たま駅長」の海外デビューです。
お盆の中日の8月14日に、「たま大明神鎮座2周年記念」に「たま名誉永久駅長」の陶像を発表しましたが、炎天下にも関わらず中国、香港、台湾をはじめ日本全国各地から大勢のお客様がお祝いに駆けつけて下さって、「ニタマ駅長」と陶像の本当に小さな除幕式を挙行しました。
「たま大明神」に陶像発表の報告をするため「たま神社」に参拝すると、ニタマ駅長が「暑いニャー」と呟いたら、すかさず「たま名誉永久駅長」から「真面目に仕事をするニャン」と貴志駅長になって初めて叱られたのか、「ニャー、ニャー」と言い訳をしていたようでした。
しかし、そこは要領の良い「ニタマ駅長」、お客様には「たま名誉永久駅長に負けないように頑張るニャン!」とチャッカリ答えていました。
その後、「たま名誉永久駅長」の招き猫陶像発売のサイン会をしましたが、酷暑の中、長蛇の列で、「ニタマ駅長」と大汗をかきながら、約80体の陶像へサインしました。
「最初のたま駅長の陶像から持っていて、これでシリーズが全部揃いました!」というお客様もいらっしゃって、「たま駅長」の根強い人気を感じました。