【和歌山電鐵 開業20周年】皆さまへのご挨拶

和歌山電鐵株式会社 代表取締役社長
小嶋 光信

この4月1日で和歌山電鐵は開業20周年という大きな節目を迎えることができました。これもひとえに、長年にわたり温かいご支援を賜りました皆さまのおかげです。心より深く感謝申し上げます。

思えば20年前、私たちは「地方鉄道を救う」という大きな使命を背負い、万年赤字の補助金方式から経営努力が出来る「公設民営」化の実証実験として南海電鉄貴志川線の再建という荒波の中へ漕ぎ出しました。あの時、これほどまでに厳しくも、これほどまでに輝かしい20年後の未来を、一体誰が想像できたでしょうか。

今日、和歌山電鐵が「世界に名を馳せるユニークな鉄道」として歩み続けてこられたのは、いくつもの努力の上に奇跡が重なり合った結果です。

  • 「貴志川線の未来を“つくる”会」の皆さまの熱い想いと、国、和歌山県、和歌山市、紀の市の自治体と議会の皆さまによる一丸となったご協力。
  • 水戸岡鋭治デザインによる、乗るだけでワクワクする「おもちゃ電車」や「たま電車」たち。
  • 世界中を虜にした「たま駅長」をはじめとする猫駅長たちの愛らしさ。
  • 社員の皆さんの年間80以上のイベントをこなして運行もする渾身の努力

これら地域の皆さまの愛情と創造力が一つになり、私たちは地方鉄道の「再生モデル」を世界に示し、両備グループによる和歌山電鐵と中国バスの再生を機に法制化になった「地域公共交通活性化再生法」で制度化された公有民営制度などで多くの地方鉄道を救うことができました。

次の10年、さらなる「ワクワク」のステージへ

私たちは今、大きな転換点を迎えています。
新たに「完全上下分離方式(公有民営化)」への移行が決まりました。これにより、鉄道を末永く維持し、地域をさらに発展させていくための盤石な基盤が整いつつあります。

この20年の歩みに心からの感謝を捧げるとともに、本日、私は改めて決意いたします。

さあ!次の10年、地域の皆さまと共に、私たちにしかできない「世界一ユニークな鉄道」を目指して、楽しく走り抜けてまいります。
これからの10年は、和歌山電鐵沿線の活性化に水戸岡鋭治さんの「ニャンダーランドin和歌山」構想をベースに、「行ってよし、住んでよし、働いてよし」の三方よしのまちづくり、地域づくりに努力するとともに、世界で唯一のネコ駅長と楽しい電車たちで更にインバウンド客の皆さんが訪れ、地域の観光産業が発展するように頑張りたいと思っています。地域の皆さまと共に、私たちにしかできない「世界一ユニークな鉄道」を目指して、楽しく走り抜けてまいります。

皆さま、これからも変わらぬご支援と、貴志川線への「乗って残す」お力添えをよろしくお願い申し上げます。

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