和歌山電鐵
社長 小嶋光信
今年は年明け早々、能登半島地震や日航機炎上事故などが続き、かつてない暗いスタートとなりましたが、開業18年の和歌山電鐵としては大きな自然災害もなく、インバウンドのお客様に多数お越しいただいて穏やかな良い年でした。
和歌山電鐵は赤字事業の地方鉄道を再建する方策として、いくら経営努力しても補助金が減るだけで経営意欲が湧かない赤字の補助金支援制度から、公設民営で経営努力すれば黒字化できる夢の事業への転換を提案した実証実験でしたが、お蔭様で成果から国にも新たな支援策(公有民営制度)として認めていただきました。
私が両備グループと地域公共交通総合研究所で再生に携わっただけでも内部八王子線(現:あすなろう鉄道)や養老鉄道、直近では近江鉄道があり、各所での再建に「公設民営」という経営再建手法が大いに効果を発揮しています。
ところが、本家本元の和歌山電鐵が制度化前であったために、実証実験の「みなし準公設民営」のままとなっていて、経営の安定性が十分でないため、サステナブルな制度である「公有民営」にいよいよ20年目の2026年4月から移行できるかどうか・・・来年はその結果が決まる大事な年となります。そこで、気持ちを締め直す意味も込めて、和歌山電鐵の守り神でもある「たま大明神」を祀る「たま神社」の煤払いと「しめ縄張り」をし、新しい幟に取り替えて新年を迎えることにしました。
綺麗になった「たま神社」で、ニタマ宮司が厳かに来年の世界平和と安全を祈願しました。
たま大明神も綺麗になって嬉しいのか「来年は良いことがあるニャン」とお告げがあったような気持ちになりました!
是非、2025年の初詣は和歌山電鐵沿線の竈山神社、日前宮と伊太祁曽神社の西日本三社参りにいらして、貴志駅のたま神社で絵馬を奉納して素晴らしい一年になるようお祈りしてください。
キッと良い事が起こるニャン!