『ねこの駅長たま』を和歌山県の市町村立小学校に寄贈

和歌山電鐵 社長
小嶋光信

たま駅長は昨年「たま大明神」になって、今も貴志駅の「たま神社」で和歌山電鐵と地方鉄道と人々を守ってくれています。こんなに地域を光り輝かせ、和歌山電鐵を再生する大きな役割を担ってくれた動物は世界でも稀でしょう。

それだけでなく、世界中に「たま駅長」ブームを起こし、和歌山県に多くの海外からのお客様を呼び寄せてくれて、全国でもトップクラスのインバウンド客誘致を果たしてくれました。

たま駅長の魅力は、自ら駅長帽をかぶり客招きのお役目を果たしてくれただけでなく、何と言っても多くのお客様の心のセラピーとなり、救われた方々が多かったことです。それは社葬の時の3000人のお参りの方々の感謝の言葉で分かりました。

今ではエコノミクス(経済)ならぬ「ネコノミクス」という言葉も生まれ、世界に猫ブームを生み出し、多くの猫ちゃんたちが人々に可愛がられ救われるようになり、世界の猫族の救世主になりました。

こんな素晴らしい「たま駅長」の奇跡を子どもたちにぜひ知っていただいて、心の優しさと、皆さんのためにやる気になれば「ねこでも出来る」夢づくりを感じてもらえればと思い、『ねこの駅長たま びんぼう電車をすくったねこ』を執筆しました。

ぜひこの素晴らしいドラマを生んだ物語を、地元の小学生のみなさんに読んでいただきたいということで和歌山県の市町村立小学校247校に2冊ずつ寄贈することにしました。

その資金として、たま駅長と私とでコツコツ貯めて創った「たま駅長基金」を初めて使って行ないました。

この本を読んでいただいて、和歌山県の子どもたちのみならず日本中、さらに広がって世界中の子どもたちの「優しさ」と、「生きる喜び」と「夢」への心の火を灯していただければ幸いです。

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