和歌山電鐵 社長 小嶋 光信
好天に恵まれてという言葉通りの素晴らしいお天気だったこの5月26日に、第7回の貴志川線祭りが伊太祈曽駅と伊太祁曽神社を会場に行われました。
当日9時40分発のたま電車で会場の伊太祈曽駅に向かいましたが、車内は親子連れ、友達同士など貴志川線祭りに向かわれる人、ヒト、人の波で、山手線なみの大混雑でした。第7回になると、リピーターも含めて多くのお客様が定着してきて、賑わいに心から感謝です。
車中では多くのお客様が私の顔を知っていて、東京からわざわざたま駅長と可愛い電車に乗りに来たというお客様と一緒に写真を撮ったり、貴志川線頑張ってくださいと激励されたり、今日は京都からボランティアに来ましたなどなど、本当に皆様に支えられている鉄道だと改めて強く実感しました。
オープニングセレモニーには、大橋和歌山市長や中村紀の川市長に県と両市の幹部もご参加くださり、たま駅長代理に加えて吉宗くん、きいちゃん、わかぱんなどの和歌山県のゆるキャラが勢揃いした上、和歌山市の観光大使アゼリアなどのお嬢さん方も加わり、大変にぎやかな式典となりました。
たま駅長を抱いてご挨拶をさせていただきましたが、社長代理になって以来、初めての公式行事の出席で、にゃーにゃーとやや興奮気味でしたが、立派に挨拶をしてくれました。
今回は、たま駅長の第4弾の写真集の出版記念に本を買ってくださったお客様のうち、たま駅長代理にジャンケンで勝った5名のお客様に大理石の社長代理印とたま肉球印を押印するという初仕事が加わりました。もっとも、たまちゃんは印鑑が押せないので、私が印鑑をたま駅長立ち会いの元に押印しました。どこの世界に社長が社長代理の代理で押印する者がいるのかなと、もやもやしながらたま駅長に代わって押印させていただきました。たま駅長はその後もチャレンジ250万人記念切符を買って下さったジャンケン勝者のお客様とのツーショット撮影にご機嫌で、机の上でリラックスして長々と寝そべって、業務をこなしていました。
東日本大震災の後の観光客の落ち込みや、ゲリラ豪雨による線路の冠水が続いて定期客が減るなど、一時は苦戦しましたが、落ち込みもあまり大きくなく、開業当初から比べればはるかにお客様の増加をキープしています。
チャレンジ250万人運動での皆さんの応援や、グッズ販売の好調で、次なる公設民営のスキームを着実に創っていきたいと思います。