和歌山電鐵
社長 小嶋光信
和歌山電鐵の沿線の賑わいを作ろうと始まった貴志川線祭りは、今年で19回を迎えました。来年でいよいよ和歌山電鐵も開業20周年です。鉄道会社と「貴志川線の未来を“つくる”会」の木村代表はじめ会員の皆さんとの一心同体の鉄道存続を願う催しは全国でも珍しい活動です。今年は新たに四季の郷公園にある「かなたのさと」(民間宿泊施設)も加わり伊太祈曽駅構内と伊太祁曽神社境内との3ヵ所で大賑わいです。
新たな試みの一つの伊太祈曽駅から四季の郷公園まで走るタイのトゥクトゥクでの送迎が大人気でした。
開会のセレモニーには、ご来賓の和歌山県、和歌山市と紀ノ川市の代表の皆さん達をお迎えして、和歌山県立東高等学校校の生徒代表が「未来の子どもたちが笑顔で乗れる電車を残すために、今日、この場でその決意を胸に刻み、力強く宣言します。私たちは、貴志川線を未来へつなぎます。」と力強くスピーチをしてくれました。
また毎年このお祭りに、伊太祈曽駅で車庫コンサートを実施くださり10年の節目を迎えるオルケスタ・デ・タスケルオ スペシャルライブに主催者から感謝状を贈呈しました。
「ニタマ駅長」が高齢のため駅長業務を11月2日(日)から休養に入るため、「よんたま駅長」と「ごたまふく駅長」が出張で代理出席して、ニャーニャーと楽しい雰囲気でご機嫌で頑張っていました。
和歌山電鐵は日本の地方鉄道を救う新しいビジネスモデルとしてヨーロッパ型の公設民営による再建を実証実験することで始めました。お陰様で再建2年目で国の地方鉄道の再建策の第一号として若桜鉄道が公有民営制度で再建されて、その後多くの地方鉄道が救われたことは喜ばしいことです。
この大きな実績を胸に、これからも地域一体となって、地域の発展のために頑張ります!











