和歌山電鐵貴志駅リニューアルデザイン発表
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和歌山電鐵 社長 小嶋 光信
お陰様で和歌山電鐵は、貴志川線の未来をつくる会をはじめとする地域のみなさんや全国のみなさん、国、和歌山県、和歌山市と紀の川市など行政や議員のみなさんのご協力と、毎日の業務やイベントに献身的に努力してくださる社員のみなさん、そしてスーパー駅長たま様(勲功爵)のお陰で、再生も極めて順調に進んでいます。昨年は既に補助金を半減するまでに成長することができました。
電車に続いて貴志駅のリニューアルの話が出てきて、正直大いに迷いました。戦前からの地域の思い出を残すか、それとも新しいコンセプトで駅を造るかを思案した結論は、スーパー駅長たま様に相応しい駅舎であり、木の国和歌山県の紀の川市の表玄関に相応しい駅舎を造ることでした。
私が水戸岡先生に注文をつけたのは、たま駅長にふさわしい駅舎であることと、和歌山県産の檜皮葺にするの2点だけでした。水戸岡さんは、エコでネコロジーをテーマに擬猫化された素晴らしいデザインを考えてくれました。
建物をハコモノと言いますが、この箱はたまをモデルにした駅舎としてだけでなく、たまの駅長室、たまカフェ、たまギャラリーやお社などまさにたま(玉)手箱です。檜皮はじめ和歌山県産の地産・地消の自然素材を中心にした貴志駅舎は、世界に二つとない駅舎になり、地域の誇りとなるでしょう。この駅舎が和歌山県、紀の川市の名物になって、地域の発展に寄与して、そのうえ和歌山電鐵の50年、100年の存続のモニュメントになれば幸いです。
下記は水戸岡氏+ドーンデザイン研究所によるデザインコンセプトです。
究極のエコ・ネコロジカル建築 貴志駅 たま駅舎
住民の、住民による、住民だけでない皆さんのための鉄道路線として広く共感を呼んでいる貴志川線。
ネコの顔をした、たまの棲む家
駅舎外観
駅舎内部
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